お知らせ

2014.09.05

小さな幸せ

 いよいよ子供たちが楽しみにしている夏休みを迎えます。長い期間、子供たちは家庭に地域に帰ります。素晴らしい思い出を作り安全に過ごすためにも、保護者や地域の方々のなお一層のご理解ご協力をお願いしたいと思います。
 いよいよ暑さの本番を迎え、暑さ対策に四苦八苦していらっしゃる方も多いと思いますが、私は物好きで毎日中川べりを歩いています。会う方々に「おはようございます!」とあいさつするとほとんどの方々が「おはよう!」と気持ちの良い返事をしてくださいます。そこに『息の交流』があることをいつも実感しています。息という字が、自分を表す「自」と「心」を組み合わせた形なのにも、「なるほど息は、自分の心を表しているのか・・・」と思っています。
 そんな「息遣い」を感じる時、命の鼓動が聞こえます。ウオーキング中に「おはよう!」と息をかわす時、園の日常での学びや遊びやの中で、子供たちの息遣いを感じる時、私はささやかな幸せを感じます。息を通して「ああ、生きているんだ。」という命の鼓動を感じて小さな幸せをかみしめているのです。
 日々の生活の中で、いつも何かにせかされ、憂鬱な事件ばかり聞かされている時代ほど、私たちは子供たちの元気な歓声を耳にしたり、子供たちを抱きしめたりすることに小さな幸せを感じたいのです。そのことが子供たちを慈しみ、愛することに通じます。そんな園児との「心の交流」「息の交流」を大切にしたい毎日です。
                                園長  安藤希與子

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