お知らせ

2015.07.06

入れ歯の似合う人

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入歯の合う人

園長 安藤希與子

いよいよ夏休みが近づき、子どもたちはいろいろな楽しいプランに、心躍らせています。事故もなく安全に過ごすためにも、保護者や地域の方々のご理解ご協力をお願いしたいと思います。

さて、この年になっても丈夫な歯を維持して、堅焼きのお煎餅をバリバリと食べたいと思う私ですが、いずれ入れ歯のお世話になるでしょう。そんな時、作ってもらった入れ歯は一発ですんなり馴染む「入れ歯の合う人」になりたいと思います。それは「歯がなくなった」という現実を涼しく受け入れられることです。つまり「入れ歯」という違和感に自然に適応できる人という意味です。

振り返れば、我が子についても私は「理想の子」ではなく普通の子どもで充分満足でした。小学校の時から二人の息子は、成績が格別に優秀であった訳ではなく、大学も一般校でした。

でも、そんなことは許容範囲で、健康で、母の日にプレゼントとカーネーションの花束をくれる優しさがある二人は私の誇りでもあります。

仕事においても自分なりの能力を発揮して、園児のために力を尽くし、幼稚園経営に努めている私ですが、人から見れば、完璧な園長からは程遠いでしょう。でもこれが私の自然体で、背伸びしない姿なのです。

園児たちもそのままを肯定的に受け入れ、その良さを存分に伸ばして、自然な状態で育てていきたいと思っています。そんな子どもたちがひときわ輝いてくれることを心から願っています。


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