お知らせ

2020.04.10 しらゆりだより

ご挨拶

よろしくお願いいたします
                   園長 布施 実 

 本来ならばオリンピック・パラリンピックまであと三ヶ月、区役所を出発する聖火リレーに胸はずませ、新小岩出身の柔道のウルフ・アロン選手は金メダルを取るのだろうか等々、我が日本が迎える2020年は心躍るスタートのはずでした。しかし思いもよらぬパンデミックとなった「新型コロナウイルス」発症の流行によって、毎日の生活、園で行われるべき集団生活に大きな影響を与えています。今年の正月、今年のスタートの時にはまさかこんなことになろうとは夢にも思いませんでした。本来なら、ワクワク感一杯の輝く園児の姿が見られる「当たり前」のことができなく、残念で申し訳なく思っています。一日も早く通常の活動ができるよう、本園でも万全な体制を整えていきます。
 こうした中、四月一日より伝統ある葛飾しらゆり学園幼稚園園長に就きました布施実と申します。生まれも、育ちもずっと大田区の大森で、中学校の保健体育の教員として、特にバレーボールと生活指導を切り口に教育活動を進めていきました。葛飾には副校長として桜道中学校、四ツ木中学校、校長として上平井中学校に勤務し、昨年度は一年間、荒川区の就学相談員をしておりました。葛飾区、特に園周辺の地には多くの思い出もあり、愛着もあるこの地で再び教育活動ができる喜びと重責で身の引き締まる思いです。今までは義務教育の最後の三年間、子どもの思春期に携わることが多かったのですが、その時からも幼児教育の大切さは身に染みて感じておりました。
 先日テレビの「プロフェッショナル」という番組で、自分の職業を通しての夢の達成について扱っていました。その中で、ディズニーランドで働く、女性清掃スタッフの笑顔に感動を覚えました。その女性は清掃を1つのアトラクションと考え、いかにしてゲスト(お客様)に「来てもらってよかった」と夢を与えることができるかを意識しているとのことでした。いつも笑顔で人を幸せにしてあげたいという姿勢がテレビからも伝わり、人に携わる大切さ、笑顔の大切さを再認識しました。
 本園の教育目標は「明るいあいさつ、元気な子ども」です。現在の園主先生のお母さまで創始者である高橋百合様がたてられ、五十年以上も受け継がれた伝統の中、園主の高橋英夫様、共同経営者の杉浦志津子様のもと本園があります。遊ぶってたのしいな。学ぶって楽しいな。人と接するっていいな、と園児が常に感じ、「笑顔で輝く、信頼と自信と感謝のもてる子ども」の育成をし、「人にも自分にも、よくやった、頑張ったと誰も言え、葛飾しらゆり学園幼稚園でよかった」と子どもも保護者の皆様も私たち職員も誇れる園づくりをしてまいります。皆様、どうぞよろしくお願いいたします。


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