お知らせ

2019.12.17 しらゆりだより

しらゆりだより11月

30年後を委ねるために    園長 木室 忠明

 令和元年10月、幼児教育界は『無償化』という大きな変革期を迎えました。『無償化』は何を変えるのでしょうか?本園は5年前より新制度(施設給付型幼稚園)に移行し、「こども園」と同様に働く女性への就労環境確保・子育て支援のために【預かり保育】を充実させる等の運営改善に取り組んできました。私立幼稚園がこれまで果たしてきた社会的使命に加えて、幼児教育が幼稚園指導要領に示された理念を実践することです。
 このことで、園児たちが活躍する30年後の世界の在り方を支える人材を育成するという使命をもつことです。教育の質の向上のために子供たちを育てる教員の研修が重要です。園内での研修体制の充実こそが未来を拓く人材育成のカギです。本園では保育終了後に毎日、園児理解の情報の共有に加え、特別支援教育の充実/幼小連携教育の実践理解の報告会を定例化しています。それは、各教員の経験だけの判断に捉われず幼児の発達の主体的活動を支援し続けられることになる。幼稚園教諭同士が園児一人一人の<個>を見極めて、その成長過程を支援できる保育の専門性にたった意見交換協議が行われるかにより、同僚性の高い教育が実行されます。つまり、チームとして<見守りから主体的学びへの促し>が行われ、次の社会を担う自立した個人を育てる保育風土が生まれると考え、本園の教育を進行していきます。


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