お知らせ

2019.10.09

園だよ9月 変化の時 園長 木室忠明り

元気な笑い声が幼稚園に戻ってきました。楽しい夏休みを過ごして、成長した表情を見せてくれています。二学期はたくさんの行事や事業が待ち受けています。それぞれの学年の段階や一人一人の今できることや取り組んでいきたいという「主体的な欲求」が満たせるように指導を充実させていきます。

これまで、何度かお知らせをしてきました「幼児教育無償化」いよいよ十月から実施されます。無償化の趣旨は「子育て支援」だけではありません。幼児教育の質の向上こそが本当の目的です。これまでの幼稚園教育の多くを私立幼稚園が担ってきました。私学の建学の精神を大切にして、子供たちの社会への第一歩を支えることを使命としてきました。このことに変りがありません。しかし、今の幼児が三十年後に社会の中心となって活躍する頃には、社会の仕組み(【①狩猟社会】【②農耕社会】【③産業社会】【現代④情報社会】【⑤???】)は大きく変わっているでしょう。学校教育もすぐに教科書がなくなり、やがては教科や教室も姿をなくしょう。AIに任せられるだけ任せ、人間にしかできないことに取り組むことが求められます。人間らしく人間としてできることを考え・生み出していける能力を高めることが必要です。それは、きっと「感じあえること」「思いやりあえること」「語り合えること」でしょう。そうした資質が改めて幼児期から求められています。


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