お知らせ

2014.10.21

私は変人

すっかり秋も深まり、いよいよ園児、教職員、保護者みんなが燃える運動会も目前にせまりました。大勢の方々に参観していただきたいと思っています。
 何週間にも及ぶ運動会の練習を見ている中で、充実感に満ちた笑顔が光っている子どもが大勢見られたことはうれしい限りです。でも、その中で、思った結果が出せずに、くやし涙を流している子どもを見ることがありました。
 確かに、できない自分は悔しくて、情けないのですが、それを認める強さも持ってほしいものです。まずはやってみて、そして失敗したことを自覚するという、トライ&エラー体験をすることが必要と考えます。
 私は子どもの頃から体が小さく、いつも朝会などで並ぶと一番前。また、父親の仕事の関係で、転校することが多く、なかなか人と馴染めなくて、変わった子どもという印象を持たれていると思い込んでいました。でも、ある時から「自分は変人なんだ!」と開き直りました。すると、伸びやかに好きなことができるようになりました。
 だから「バカだなあ、要領の悪い、先の読めない女だなあ。」と言われても、私はそれ相当の校長なのです、と開き直れます。そして、そんな評価は裏表のない、私の校長としての仕事の発露だと喜べるようになりました。
 子どもたちには自分なりの「プライド」を持つことの大切さを感じ取らせながら、時には、プライドを捨てて失敗し、悔しさに涙する、トライ&エラー体験を積ませ、強くたくましい人間に育ってほしいと願っています。
                 園長 安藤希與子

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